オフィスビルとマンションの間に
ゴーッという音とともに、高架上を見慣れない電車が横切っていきました。
軌道にまたがる、跨座式の“東京モノレール”です。
ここはマンションとオフィスビルが立ち並ぶ、田町。
今回は、芝浦運河のほとりに建つ『ホテル グレイスリー田町』に泊まります。
部屋
広さ30㎡のデラックスツインルーム。2つの窓は小さめですが、陽の光がよく入ってくる配置です。
大きめのクローゼット内には、不織布スリッパとビニール製スリッパの2種類が置いてありました。
手前のベッドの脇に各照明のスイッチと、スマホの充電ケーブルが生えていました。
奥のベッドの脇にも各照明のスイッチがあるのですが、スマホの充電ケーブルは無し。
場所の取り合いになる、悩ましい配置です。
ナイトテーブルは、壁から突き出ていました。
机とイス。広さ充分、デスクライト完備で仕事には最適な環境です。
机を開けると、鏡が出てくるギミック。
食器棚の中は、なぜだか光る仕様。コップ類は紙製で、すこし安っぽい気がしました。
因みに、バスルーム内に置いてあるコップも同じ紙コップです。
飲み物は、ドリップコーヒーと、そして緑茶とアールグレイのティーバッグ。
水は、各階に置いてあるウォーターサーバー「locca」の利用が可能です。
ペットボトル要。
因みに、ホテルのオリジナルボトルが販売されていました(税込800円)。
あらかじめ部屋においてあるアメニティは、歯ブラシのみ。
その他のアメニティは1階で調達します。
アイロンを借りようと調べてみると、テレビの「アメニティリクエスト」から依頼する仕組みのようでした。操作後、5分ほどで届けてくださいました。
因みに、リクエストできるアメニティは以下のとおり。
- アイロンセット
- Blue-rayプレイヤー
- シューズドライヤー
- ソーイングセット
- 爪切り
- 体温計
- ハンガー
- 歯ブラシ
- シャワーキャップ
テレビにはミラーリングなどの機能はありませんが、HDMIケーブルが刺さっていました。
パソコンがあれば映像などを楽しめます。
ソファーとテーブル。ソファーは背もたれが遠くて、座ると寝そべった形になります。
くつろぐには良いけど、何かを食べるにはちょっと不便。
プラズマクラスター加湿空気清浄機とズボンプレッサーが常備されていました。
コンセントは机に3口(LANケーブル1口)、クローゼット横2口、窓際に3口(そのうち2口はフロアスタンド用) 、バスルーム内に2口。
バスルーム。
バスルームは少し広めな気がします。
ホテルのすぐそばをモノレールが走っていますが、部屋では音はほとんど聞こえず快適に過ごせました。
ラウンジ
『ホテル グレイスリー田町』2階には、宿泊者専用ラウンジがあります。壁に沿って据え付けられた長いソファーと2名掛けソファーが1つ、一掛けソファーが4つ。
ソフトドリンクの自動販売機、電子レンジ、各階に置いてあるものと同じウォーターサーバーと、ブレンドorアメリカン2択のコーヒーサーバーが置いてありました。
パソコン作業をする場合、気になるのはコンセントです。
数カ所見つけましたが、そのうちのいくつかは照明類で塞がっていました。
お勧めは、入って右側の長椅子の一番奥の席。
足元に2箇所、塞がっていないフリーのコンセントがあります。ラウンジの隣には洗濯機と乾燥機が1台ずつのコインランドリーがありました。
ラウンジで寛ぎながら洗濯物の仕上がりを待つというのも、なかなか良いものです。
朝食
朝食は『ホテル グレイスリー田町』1階の「BONSALUTE CAFE」でいただきます。
「フレンチトーストが出来上がりました!」
「鹿児島県産ポークソーセージでございます!」
「目玉焼きが出来上がりました!」
出来立てを知らせる声が聞こえてくるレストラン。
パンも焼き立て。
クロワッサン、格別でした。
特に気に入ったのは「豚肉と舞茸のスパイシーカレー」。
キヌア入り雑穀米と合わせると、絶品です。
そして、フレンチトースト。
宿泊者でなくても利用可能。
朝食だけ食べに来る価値は充分あると思います。
最後に
廊下を歩いていると、DDカードを貼ったドアをいくつか目にしました。
明るく、大きな机がある部屋。
ルームクリーニング中に逃げ込める、快適なラウンジ。
チェックイン14時、チェックアウト11時と、滞在可能時間は長め。
確かに、仕事がしやすい環境です。
『ホテル グレイスリー田町』は、テレワークに最適のホテルでした。