大きい“鯛”をめざして
日曜の昼下がり。
地下鉄の駅から地上に出てみると、点在する店先にいくつもの人だかりができていました。
めざす場所は、壁面に鯛の絵が描かれた建物。
今回は『東急ステイ築地』に泊まります。
ロビー
壁に向かって６つの椅子と、中央に円形のソファ。
広くはないものの、囲まれ感が心地よいロビーラウンジです。
壁際の席にはコンセントが設置され、パスワードなしで使えるWi-Fi電波が飛んでいて、ルームクリーニング中の退避場所としては良好な環境。
自動販売機の横に設置されたコーヒーサーバーは無料です。
ブレンド、アメリカン、深煎り、アイスコーヒーが選択可能。
フロント横には、”ご自由にお取りください”、と読売新聞が置かれていました。
部屋
広さ17㎡のスーペリアダブル。
玄関を開けると、すぐ右側に洗濯乾燥機が鎮座していました。
上段には電子レンジ、デロンギの電気ケトル。
シャープの洗濯乾燥機(ES-S7D)。
洗剤は用意されていますが、柔軟剤はフロントで購入する必要があります（50円）。
部屋が狭いせいか、特に脱水時の騒音は部屋中に響き渡っていました。
Ｌ型の机。
机を挟みこむ形で２脚のイスが置かれています。
デスクライトの他、直上からも照らせるよう天井にライトが仕込んでありました。
パソコン仕事には充分な広さです。
セキュリティボックス横の引き出しには、グラス、カップ、ステンレスのフォークとスプーンが収まっていました。
ミニキッチンのないスーペリアダブルには、皿の用意は無し。
近所で買ってきた刺し身と白ワインを堪能したく、フロントに問い合わせたところ、
陶器製の皿は貸していただけましたが、ワイングラスは置いていないとのことでした。
スリッパは、ビニール製と不織布の使い捨てスリッパの２種類。
奇妙な造りの窓。
２枚のガラス窓の間に挟み込まれるようにシェードが取り付けられていました。
外側はバルコニーのようですが、外に出ることはできない構造でした。
室内着はガーゼ地でソフトな着心地。
ズボンプレッサーと加湿空気清浄機が常備。
テレビのVODは有料（1,000円のチケット購入要)。
ベッドの上には、すこし硬めで薄いタイプと柔らかめの２種類の枕とクッション。
残念ながら、いずれの枕も個人的には好みに合わず、眠れない夜を過ごしました。
バスルーム。
勢いが強く、マッサージ効果も期待できそうなほどのシャワー。
排水が追いつかないくらいの水量でした。
部屋に予め用意されているアメニティは歯ブラシのみ。
その他は１階エレベータ前のアメニティコーナーから調達します。
綿棒、ヘアゴム、ボディスポンジ、シャワーキャップ、コットン、ヘアブラシ、ヒゲソリ、緑茶とほうじ茶、紅茶のティーバッグ、歯ブラシ、練歯磨きが置いてありました。
コンセントは、電気ケトルの側に１口、入り口横に２口、机上に３口（LANジャック１口）、枕元に２口、テレビ下に１口（加湿空気清浄機用）、バスルーム内に１口。
朝食
『東急ステイ築地』近くの提携店での朝食。
「東急ステイ築地お食事券」をフロントで購入します（800円）。
対象店舗は「すしざんまい」「星乃珈琲」「魚河岸食堂」。
「魚河岸食堂」では６店舗の利用が可能ですが、日曜、祝日、水曜は定休。
ホテルで配布している「提携店のご案内」では４軒が７時から営業と記載されていますが、７時過ぎに行ってみると、開いている店は「センリ軒」と「鳥藤とりそばスタンド」だけでした。
「島藤とりそばスタンド」の”朝のとりそば（しょうゆ）”。
こちらは”朝のとりそば（しお）”。
「島藤」特製ラー油を垂らして、味変。
ともに、大きなチャーシューが印象的なラーメンでした。
最後に
「東急ステイ築地お食事券」を利用できる「魚河岸食堂」が定休日の場合、朝食の選択肢がギュッと狭まってしまいます。
築地場外市場では、早朝から開いている飲食店が多いですが、行列が出来ていたりします。
そこでお勧めなのが、「築地本願寺カフェ Tsumugi」の”18品の朝ご飯”。
惣菜がズラッと並んだ、圧巻の朝食です。
築地本願寺は『東急ステイ築地』から晴海通りを挟んですぐなので、近くて便利。
予約ができるので、朝食の選択肢としてアリだと思います。
ランニングから戻り、服を脱ぎ洗濯乾燥機に放り込んでそのままバスルームへ直行できるという手軽さが魅力。
日比谷交差点まで、晴海通り沿いに約２km。
『東急ステイ築地』は、皇居外周ランニング拠点としても使い勝手の良いホテルでした。
