ホテルがたくさん・・・
方角的にはこっちでいいはず。
駅を降りて路地に入ると、そこはラブホテルの乱立地帯。
正面から歩いてくる人影に、思わず目を伏せながら、平日の昼間でもけっこう需要あるんだなぁ、と妙に感心してしまいました。
なんとも歩き心地のよくない路地。
大きな通りを選べばよかった。
今回泊まるのは、ロビーのソファがフカフカな『カンデオホテルズ上野公園』です。
部屋
広さ17㎡のクイーンベッドルーム。少し低いベッドのせいか、広く感じます。
入り口ドアのそばには、靴べらと一緒にドライヤーがかかっているという、不思議な光景。
いまどき珍しい、カードキーではない普通の鍵。まるで車のキーのようです。
スリッパは不織布ではなく、しっかりとした造りのビニール製。
机とイス。L字型になっており、広くて使いやすい机です。
机とは別にテーブルを置くより、効率的な気がします。
机上の“上部照明用スイッチ”を入れると、窓際に設置された蛍光灯が光るのですが、窓周辺しか明るくならず、ちょっと使いにくさを感じました。
2つのイスは、ともに高さ調整が可能で、キャスター付き。
テレビには、コインランドリーの稼働状況が分かる機能が付いていました。
セキュリティボックスは無し。
フロントでも貴重品は預からないとのこと。大事なものなら自己管理しろ、ということのようです。
室内着は上下セパレート。
スポーツジムで動き回れそうなジャージでした。
ワイングラスをお借りしたら、意外に立派でびっくり。
バスルームは標準的な広さ。イタリア製のシャンプー類と、分厚くフカフカなバスタオルが印象的です。
蛇口が温冷別なので、ちょっと面倒でした。
歯ブラシ以外のアメニティーは、フロント前のアメニティバーから調達します。アメニティバーには、綿棒、コットン、カミソリ、シェービングクリーム、緑茶のティーバッグが置かれていました。
部屋内の何か所かに、説明書きが添えられていました。
こんな注意書きも。タオル、持って帰る客が多いんですかね。
コンセントは、机の上に3口(LANケーブルあり)、ベッドサイドに1口、バスルーム入り口横に2口。
電車が見える部屋でした。
遮音性が低いためか、朝方、電車の音に起こされました。
電車好きにはたまらない部屋ではあるのですが・・・。
朝食
朝食は『カンデオホテルズ上野公園』2階の朝食会場でいただきます。
和洋バイキングですが、和食が充実していました。
なぜかフォークが用意されていないことからも、“和食推し”感が伝わってきます。
「お魚、出来上がりました~。」
料理補充の度にスタッフの声が響きます。
和歌山県産シラス、明太子、大根おろし、豆腐、チーズが載ったカレー、みたらし団子・・・。
お茶漬けには説明書きが添えられていました。
料金は税込1,650円。宿泊者以外も税込+220円で利用可能。
朝食だけ食べにくる価値、あると思います。
最後に
客室階に停まったエレベータを降りると、右手にイスが2つ。
そして、エレベータの前には従業員用エレベータの案内書き。
お客様用エレベータの混雑時には、従業員用のエレベータもあわせてご利用くださいませ。
なるほど。
2つのイスは、なかなか来ないエレベータを待つためのものだったのか。
どんだけ混雑するんだろうか。
ちょっと不安だったので、極力、ピーク時間帯の移動は避けました。
客室内の細かい注意書きといい、エレベータ混雑時の対応といい、『カンデオホテルズ上野公園』は、細やかな配慮が感じられるホテルでした。