>

実際使ってみて、どうよ?!

口コミ見ても迷ったらココへ!とりあえず買って試して紹介するサイトです。

日帰り『利島』滞在約5時間|往復大型船の旅に行ってきました!

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

この記事をシェアする

日帰りで島一周!?

宮塚山展望台からの景色利島へは、東海汽船の「さるびあ丸」で向かいます。
夜行大型船の醍醐味は、やっぱり船上から観る夜景。
5月、まだ冷たい夜風。
ほろ酔いの身体には心地よいものです。

東京の夜景騒音に悩まされた船内

翌朝は登山。
しっかり身体を休めておくべきと判断して、早々に寝ることにしました。
枕しかない二等和室なので、毛布を借りる必要があります。
「貸毛布券売機」の近くに、こんな張り紙が・・・

レンタル毛布の当たり券に関する貼り紙
敷くためと掛けるため、計2枚の毛布を借りましたが、当たり券は見当たらず・・・。

与えられた部屋は3階の「F」。

船のエンジンから近いのでしょうか。
耳を下にしていると、振動音が反対の耳から抜けていくような太く鋭い断続音が続きます。
用意してきた耳栓は、何の役にもたたず。

席順は選べず運まかせです。
眠れるか不安な場合、二等和室は避けた方がよいかも。

エンジン音だけでなく、船底をたたく波しぶきも聞こえてきます。
やっと寝ついた頃、伊豆大島到着の放送で目が覚めました。

利島に上陸

伊豆大島を経て、1時間20分ほどで利島に到着。

上陸用に渡されたタラップが、めちゃくちゃ揺れています。
駐在のお巡りさんまで、タラップを押さえてました。

下船した人たちは皆、宿の出迎えのクルマに向かいますが、私は日帰り。

船客待合所の前からいきなり始まる急坂が、いかにも島っぽい。

一気に宮塚山の南登山口を目指します。

宮塚山登山

利島一周道路を歩き、小道に入ってショートカットしながら、南登山口までは約1時間ほど。

登山道は、木組みの階段が多い印象です。

宮塚山登山道の写真
残りの距離を教えてくれる看板が、気分を盛り上げてくれます。

宮塚山登山道に立つ看板の写真
それにしても、ウグイスが多い。
登山の間じゅう、ずっとウグイスの鳴き声が聞こえていました。
かわいい鳴き声に、癒やされます。

宮塚山頂上に到着。

宮塚山頂上の写真頂上を示す立て札、地図とベンチ。
木々に遮られて、下界の景色はあまりよく見えません。

ここから「展望台」に向かいます。
頂上から少し下りながら、歩くこと約160m。
山道左手に、木材で組まれた展望台が見えてきました。

宮塚山展望台の写真
いやぁ~、絶景です。
天気が良ければ本土まで見えるのでしょうが、訪問時はあいにくの曇り空。

東登山口ルート

雨雲が近づいているため、早々に下山することにしました。
帰りは東登山口を目指します。

距離が短いルートだからでしょうか。
めちゃくちゃ急坂。
木組みの階段の一部は、膝の高さくらいだったりします。
はしごを背にして降りていくようなイメージ。
ロープもなければ、掴めそうな木もない。
行きはヨイヨイ、帰りはコワい。
雨が降り出す前に車道へ出たいのに、スムーズに降りられない。
道中、全く写真を撮る余裕はありませんでした。

トイレに困り勤労福祉会館へ

公衆トイレは、ほとんど見当たりませんでした。
確認できたのは唯一、東登山口を出て少し歩いた辺りに一ヶ所。

筆者はその公衆トイレを逃してしまい、数十分歩いた末にたどり着いた「勤労福祉会館」でお借りすることができました。

この「勤労福祉会館」には、ボーリング室があります。
2レーンのみの、こぢんまりしたボーリング室。
毎回、貸切気分が味わえそうです。
マンガ本も充実していて、トイレもきれいな、居心地の良さそうな施設でした。

勤労福祉会館内の写真
利島村郷土資料館

利島村郷土資料館の入り口の写真
利島村郷土資料館では、いろいろお話を伺うことができました。
車のない頃、昔の島民はすべて人力。
斜面に植えた椿の木に水をやるために、麓からバケツで水を運んだとか。

利島村郷土資料館内の展示物の写真
便利になった今の生活は、昔の人の苦労の上に成り立っていると仰っていました。

珍しいものとしては、「椿油粕」。

利島村郷土資料館内の展示物(椿油粕)の写真
椿油を精製した後の絞りかす。
植物の肥料や芝生のミミズ駆除、洗浄剤として利用できるそうです。

利島港船客待合所に到着

土産屋にも立ち寄りながら、出港まで1時間以上の余裕を残して利島港船客待合所に到着。
約3時間40分の行程でした。

今回は、事前に読んだガイドブックに従い、南登山口から登り始めました。
雨が降った翌日など、滑りやすいコンディションの場合は東登山口ルートの斜面は危険かもしれません。
東登山口ルートを避けるか、登りで使うかのいずれかをお勧めします。

また、島内のお店や施設は営業日・営業時間が限定されているので、事前チェックは必須です。

最後に

すれ違う人が皆、あいさつをしてくれます。
こちらも、嬉しくなってあいさつを返します。
そのうち、自らあいさつするようになります。
なんか、忘れてたな、この感覚。

山に入ると、ウグイスに癒やされたりします。

温泉もなく、お店も少ない小さな島だけど、歩いているだけで元気が出てきます。
日帰りでも、釣りやダイビングをやらなくても、充分楽しめた利島でした。

※『日帰り『新島』』の体験レポートはこちら⇓
日帰り『新島』滞在約3時間|往復大型船の旅に行ってきました!

※『日帰り『式根島』』の体験レポートはこちら⇓
日帰り『式根島』滞在約2時間|往復大型船の旅に行ってきました!