完全な非対面ホテル
『変なホテル東京 浅草田原町』のフロントは2階。
エレベータが開くと、そこは薄暗く不思議な空間でした。
足を踏み出すと、足元で落ち葉が散らばります。
床面ホログラム。
正面には畳の間。
カウンターの奥には3つの映像が映っています。
接客するのは、“千有休”という美男子と、こちらを威嚇しているとしか見えない“ラッピー”という肉食系恐竜、そして“宿隠変右衛門”という忍者。
床面ホログラム同様、楽しい演出です。
接客といってもホログラムとのやり取りはなく、映像を全く見ずに手前のチェックイン機を操作します。
カードキー受け取りまで、全て非対面対応。
気楽です。
歯ブラシ等を部屋フロアのエレベーター前にある“アメニティバー”で調達し、部屋に向かいました。
部屋
スタンダードダブル(コネクティングルーム)。
Wi-Fiはすべての“変なホテル”共通のパスワード。自動で接続されました。
奥の棚には、スマホ充電用ケーブルが用意されています。
飲み物として用意されていたのは粉末のお茶。
加湿空気清浄機あり。
コンセントは、ベッドの横に1口(USBジャック1口)、棚の上に2口(USBジャック1口)、バスルームに1口。
使い勝手の良いスクエアなテーブルと椅子。
パソコン仕事をしたり、軽い食事をとったりするには便利なサイズです。
テーブル付近にはコンセントはありません。
滞在時はテーブルをベッドの近くまで移動させて、ベッドサイドのコンセントからパソコン用の電源を取っていました。
スマートに格納された読書灯。夜遅くまでマンガに浸るには、必須の設備です。
ウェルカムドリンク
部屋のテレビでホテルの案内を見ていたら、こんな画面が出てきました。
『変なホテル東京 浅草田原町』2階のスポーツバー「L.E.A.F.」で、ウエルカムドリンクの無料サービスです。
小ぢんまりした、雰囲気の良いバー。
ウエルカムドリンクとしては、ビール3種、ハイボール、ソフトドリンクから選べます。
私は、隅田川ブルーイングを選択。
サプライズな企画に感謝です。
朝食
朝食会場は、『変なホテル浅草田原町』2階の「Early Birds Dining 6.5」。
カレーがメインの朝食です。カレーは3種類(バターチキンカレー、キーマカレー、野菜カレー)。
サフランライスとナン。
パンやサラダも充実していました。
カレーを食べたら、飲みたくなるのがラッシー。
2種類のラッシーが用意されていました。
特に、濃厚なマンゴーラッシーがお勧め。
ドリンク持ち帰り用カップも用意されていました。
屋上デッキ
ソファが2台、置いてあります。
360度見渡せるわけではありませんが、隅田川の方向はしっかり開けていました。
東京スカイツリー、隅田川の花火を観るには良さそうな環境です。
最後に
チェックアウト前後で荷物を預けるには、バゲッジポートを利用します。
“浅草=観光地”ということで、荷物を預ける需要は多いと想定しているのでしょうか。
私はチェックアウト後、東京スカイツリー観光のために利用させてもらいました。
自転車などのチェーンロックのような、頑丈なワイヤーで荷物を結びつけるという仕組みです。
チェックイン、チェックアウトだけでなく、大きな手荷物の一時預かりも非対面というホテルは珍しいと思います。
ホント、気楽です。
ホテル周辺は飲食店などが充実している環境ではありませんが、1階にコンビニ(ファミリーマート)があるので、不便さは感じませんでした。
マンガも充実。人気作に絞った品揃えで、最新刊もしっかり用意されています。
『変なホテル東京 浅草田原町』は、気楽で便利な、楽しいホテルでした。