鳥居のある街
ひら家のこじんまりとした駅。
ローカルな京浜急行電鉄空港線穴守稲荷駅。
鳥居のような駅舎から"穴守ふれあい通り"に出ると、前方にホテルが見えました。
今回の宿泊場所は『ホテルJALシティ羽田東京』です。
ロビー
フカフカのソファが並ぶ、居心地の良いロビー。天井が高く、開放感があります。
1階エレベータ前には持ち出し無料で読売新聞が置かれていました。
早朝、ロビーにはすでにBGMかかっていました。
空港までの送迎バスの始発は朝5時。
人が集まる始発前のロビーは、とても早朝とは思えない雰囲気です。
廊下
エレベータを降りると、足元に空港が見えました。客室階の廊下に敷かれた絨毯は、地図になっています。
低空を飛ぶ飛行機から地上を見下ろしているイメージなのかもしれません。
部屋
部屋に入ってすぐ、鏡の横に鎮座する謎のスツール。
ドアを開けてすぐの場所。あれ?ハンガーがない。と思ったら、ここにかかっていました。
広さ16.0㎡のコンフォートダブル。ホワイト、ブラック、ブラウンの落ち着いた配色です。
5階からの景色。窓は空港側に向いていましたが、飛行機はかろうじて建物の隙間から見える程度です。
夜は、クロノゲートの照明がキレイです。
窓際に四角いテーブルとスツールが2つ。テーブルはA4サイズのパソコンを載せたらギリギリの広さです。
パソコンを使う際は、テーブル周辺の壁にコンセントはないので、電源ケーブルを食器棚から伸ばす必要があります。
飲み物は、ドリップコーヒーと緑茶のティーバッグ。
室内着はガーゼ地、厚手のワンピース。
テレビでレストランとランドリーの混雑状況が確認できます。
YouTube閲覧可能。
シアターは有料(チケット1,000円)。
シャープの加湿空気清浄機常備。
ズボンプレッサーは、壁に固定されていました。
バスルームは標準的なサイズ。バスタブは深め。
HOTEL JAL CITYとだけ書いてあり、銘柄がわからないシャンプー類。タオルは、ハンドタオル、フェイスタオル、バスタオル。
すべてのタオルにホテル名が大きく入っていました。
部屋にあらかじめ置いてあるアメニティは、ボディタオルのみ。
その他のアメニティは、1階のアメニティバーから調達します。アメニティバーには、歯ブラシ、カミソリ、コットンセット、くし、シャワーキャップ、ヘアブラシ、除菌シート、スキンケアセット(男性用、女性用)が用意されていました。
コンセントは、部屋に入ってすぐの足元に2口、ベッドサイドに1口(USBジャック1口)、テレビの下に1口(加湿空気清浄機用)、食器棚に2口。
朝食
朝食は『ホテルJALシティ羽田東京』1階「Cafe&Dining HARUHORO」でいただきます。
朝食の営業時間は6時から10時。
7時を回る頃に混み出してきました。
和洋ビュッフェスタイル。
それほど多くはない品数の中で、カレーが3種類も用意されていたのが印象的。・大豆ミートキーマカレー
・ポークグリーンカレー
・チキンレッドカレー
すべて試して、個人的に気に入ったのはポークグリーンカレー。
しっかり辛いチキンレッドカレーも本格的でした。
うどんはコシがあり、歯ごたえ充分。
お客さんの中にはパイロットとおぼしき方もおり、ここが空港の近くであり、航空会社系のホテルであることを改めて気付かされます。
ホットドリンクはテイクアウト可能でした。
最後に
『ホテルJALシティ羽田東京』の近所には、変わった鳥居があります。
変わっているのは、建っている場所。多摩川の河口に向いて、鳥居だけが建っているのです。
理由は「大鳥居のたたり」。
現在の羽田空港B滑走路近くにあった「穴守稲荷神社」移転の際、鳥居の移動作業に事故が続いたため鳥居だけが残された、というわけです。
開けた海を望む場所にぽつんと建つ鳥居は奇妙ではありますが、えも言われぬ神々しさを感じます。
因みに「穴守稲荷神社」では、大小さまざま、たくさんの鳥居を見ることができます。いずれも『ホテルJALシティ羽田東京』から近いので、食後の散歩コースなどにはお勧めです。