こんなに暑くちゃ・・・
今年もランニングが最もツラい季節が来てしまった。
夏・・・走ることがとことんツラい季節。
夏の間だけ休んじゃおうか、短期間だけジムに入ってトレッドミルで済ませちゃおうか。
そう割り切れないのがランナーのツラいところ。
やっぱり、外を思いっきり走りたい・・・。
走る時間帯
暑い季節、走る時間帯選びは大事です。
このグラフは2023年8月の、とある7日間の1時間ごとの気温推移です。一日で最も気温の低い時間帯は、夜明け前。
具体的には4時から5時が最も低いようです。
なので、私は夜明け前に走っています。
気候の不快さは、気温だけで比べるべきものではないですが、気温が重要な要素であることは間違いありません。
服装
日照りがあるなら長袖が望ましいですが、夜明け前に走るのであれば半袖でも問題なさそうです。
できるだけ快適な服装を身に着けたい・・・ということで買ってみたのがコレ。
『FREEZE TECH』
単なるTシャツとしてはちょっと割高ではありますが、ほとんど神頼み状態で買ってみました。
“氷撃”“驚きの冷感”“気化熱冷却”と、パッケージを見る限りでは、とにかく冷たそうな言葉がたくさん並んでいます。
更に裏面には生地の構造が図解化されており、期待がふくらみます。
着てみると、生地は厚めで、裏地のメッシュが多少ザラザラ感はあるものの、肌触りは悪くありません。25度の室内で着てもヒンヤリする感覚はなし。
効果としては「水分(汗)を吸収すると、その吸熱特性により、生地の温度が下がり、優れた冷却効果を発揮」とあるので、実際にランニングで発汗した状態でないとその冷却効果は味わえなさそうです。
ということで、実際に着て走ってみました。
ともに午前4時台、天候は晴れです。
【気温26℃、湿度87%、西の風、風速1m】
外に出てまず感じたのは、風が空気が生地を通らない感覚でした。
走り出して汗をかき始めると旨と背中にべったり汗と生地がまとわりつき、冷感は全くありません。
ただ、両肩付近に関しては、たえず動きがあるせいか、若干ですが涼しさを感じることができました。
【気温28.4℃、湿度78%、南西の風、風速4m】
外に出た瞬間、温かい上着を着せられたような感覚を覚えました。
前回と比べ、2℃の差は大きいと感じます。
向かい風では、比較的強い風を受けたときに若干、本当に若干ですが上半身がヒンヤリと感じられる瞬間、具体的には、露出した腕や足よりも幾分、温度が低いのではないかと感じる場面もありました。
でも、もしここで普通のTシャツに着替え、比較することができたら同じようなものじゃないのか、という気持ちもしてきます。
結論的には、ある程度の風速があると少しは涼しさを感じることができますが、“氷撃”という言葉からは程遠い感覚でした。
装備
私は2倍に薄めたスポーツドリンクをペットボトルに入れ、キンキンに凍らせて持参しています。
涼をとるため、そして水分補給。
酷暑期は水分だけではなく、塩分補給も大事です。
スポーツドリンクを切らした際には真水を冷やしていますが、その際、必ず塩飴を持参するようにしています。
30℃近い気温だと、日照りのない夜明け前であっても30分以内に完全に溶けてしまいます。
いつも約1時間走っていますが、後半は生ぬるいドリンクをチビチビ飲みながら乗り切っています。
因みに、凍らす際はボトルぎりぎりまで液体を入れないこと。
凍ると膨張するのでボトルやキャップが破損する可能性があります。
そしてもう一つ、忘れてはならないのが冷感タオル。
水分を含ませた状態で勢いよく空気に触れさせると、気化熱でタオルの温度が下がります。
汗でぬれた状態でぶん回すと、一時的に冷たくなるのです。
水分は走行中、ダラダラにかく汗で常時供給されるので、効果は持続します。
風の強い日には、首に巻いただけの状態でも冷たさを感じることができました。
詳しくは、こちらの記事を読んでみてください↓
【おすすめ】火照った身体に冷感タオル 手軽で効果的な熱中症防止アイテム
最後に
どんなに手厚く準備をしても、その日の体調の良し悪しで走行中に気分が悪くなることはあります。
「手足がしびれる、めまい、立ち眩みがある、筋肉のこむら返りがある(痛い)、気分が悪い、ボーっとする」
これらは、熱中症の初期症状。
特に筋肉痛は、走りすぎているからと勘違いしやすいため、要注意です。
無理なく、楽しく酷暑期を乗り切りたいものです。
この記事が、少しでも参考になれば幸いです。