ポタポタと垂れる水の音~締めてるはずが、止まらない
蛇口から落ちる雫(しずく)。
静かな部屋の中だと、けっこう気になります。
考え事している時なんか、イライラしたりします。
微量の水とはいえ、流れっぱなしだと、少なからず水道代にも影響が。
メーカーサイトを調べると、カートリッジの劣化が原因だとか。
出張交換してくれるようだけど・・・何ごとも経験、自分で交換することにしました。
安上がりだし。
準備するもの
新しいカートリッジ
メーカー名、製品名から規格適合品を選びましょう。
水栓に貼ってあるラベルの数字、文字をネット検索すれば分かるはずです。
ネットで入手しました。
当ブログではTOTO製品「TKF34UPX」のシングルレバーカートリッジの交換手順を解説しています。
マイナスドライバー
先が細めのものを用意してください。
ピンセット
必須ではありませんが、あれば便利です。
作業手順
- 止水栓を閉じる
時計回りに回して締めます。
締めた後、「レバーハンドル」を動かしてみて、水が止まったかを必ず確かめましょう。 - 「レバーハンドル」を上に引き抜く
真上にゆっくり引き上げます。 - 「止めバネ」を外す
「TKF34UPX」の場合は、止めバネつきのストッパータイプです。
飛ばして無くさないように注意しましょう。 - 「スペーサー」を外す
- 「ストッパー」を外す
歯車にしっかりハマっているため、隙間にマイナスドライバーを入れ、少し浮かしてから引き抜きます。 - 「カートリッジ押さえ」を外す
「カートリッジ押さえ」を左に回して外します。 - カートリッジを抜く
- 筒の中のバネ、ゴミ等の除去
「フレアパッキン」を支えていたバネが底に落ちているので、ピンセットでつまみ上げます。
他にパーツの破片などがあれば、取り除きます。 - バネと「フレアパッキン」を付ける
新しいバネと「フレアパッキン」を組み合わせます。 - 穴にはめ込む
新しいバネとフレアパッキンをピンセットに通し、筒の底の穴にはめ込みます。
小さな部品です。
誤って排水溝に落とさないよう、気をつけましょう。
(筆者は、ディスポーザーの中に落としてしまい、生ゴミまみれにしてしまいました・・・) - 交換用カートリッジを入れる。
ツメの位置を合わせて挿入します。 - 「カートリッジ押さえ」を付ける
- 「ストッパー」を付ける
なかなかはまらず苦労しますが、少し“ひねり気味”に押し込むと入りました。 - 「スペーサー」を入れる
固定されていないものなので、「ストッパー」の上に乗せるイメージです。 - 「止めバネ」を付ける
外すときと同様、飛ばして無くさないように。 - 「レバーハンドル」を付ける
レバー部分は手前。
“カチッ”と感じるまで押し込みます。 - 止水栓を開ける
- 水漏れがないか確認する
水を出して確認しましょう。
以上で終了です。
最後に
初めての交換でしたが、作業時間は20分程度。
意外と簡単な作業です。
メーカーのサイトには構造図がアップされていたり、購入した交換用カートリッジには詳しい説明書が内包されていたり、迷うことなく交換することができました。
分解していくと、各部品の内側に黒い煤のようなゴミが溜まっていました。
カートリッジ交換のときだけでなく、定期的に分解しゴミを拭き取っておくべきかもしれません。
業者に頼むより安あがりで、作業も簡単。
自力交換、お勧めします。