うっとり・・・
2022年2月から上野、国立科学博物館で開催されている特別展「宝石 地球がうみだすキセキ」 。
桜もだいぶ散ってしまった4月、最初の土曜日。
来館人数は落ち着いてきているだろうと予約サイトを見てみると、空いていたのは最終枠の16:00~16:30だけ。
入場制限しているから大丈夫だろう、と思い最終枠を予約。
誤算でした。
会場は大混雑。
ショーケース前には、びっしりと人の群れが貼り付いています。
“第1章”から“第5章”をまわった後、第2会場に流れる構成。
各章の中では順路が決まっているわけではないので、人が途切れた隙間を狙っての鑑賞です。
人気の展示品の前では、腕を伸ばして写真を撮るので精一杯でした。
展示品
気になった展示品(というか、かろうじて撮れた展示品)を、いくつか紹介します。
アメシスト
巨大な生物が口を開けているかのように見える「アメシスト」の原石。
古代ギリシアでは、酒の酔いを防ぐ効能があるとされていたようです。
写真のサイズのほか、2.5mの原石が飾られていました。
スモーキークオーツ
文字どおり、煙が封じ込められたかのような石。
不眠症の治療に使われていたことがあるそうです。
ルビー
勝利の石。
宝石の女王。
勝負事での強い味方です。
フローライト(蛍石)
紫外線を当てると光る石。
暗室の中に展示されていました。
オパール
若々しさを保つ効果があるといわれるオパール。
様々な種類のオパールが並べられていました。
巨大宝石
小さな宝飾品に比べ、迫力があります。
大きさがそれぞれ違うのは、小さな原石しか得られないものもあるから、だそうです。それまで見てきた原石を元に造られたものとは思えない変わり様。
個人的には装飾用より、こちらに“うっとり”してしまいました。
最後に
国立科学博物館の特別展は、30分枠で区切られた時間帯で予約します。
滞在時間の縛りはなし。
時間枠内に入れば好きなだけいられる、ということになります。
入場時の人数は制限しても、滞在時間に縛りはないため滞留して混雑してしまうんですね。
特に「第4章 ジュエリーの技巧」では、輝きに見惚れているためか、滞留度合いが高かった印象です。
ジュエリーは、間近で観たいですよね。
しっかり観て“うっとりしたい”なら、平日、朝一番を強くお勧めします。
あぁ、もう一回観てこようかな・・・。