スキャルピング可能なFX会社は、少ない
数年前に始めたFX(外国為替証拠金取引)。
いろいろ試してきて、たどり着いたのが“スキャルピング”と呼ばれる短時間売買でした。
スキャルピングは、精神的な負担が重くないのが一番のメリット。
利用しているFX会社のスプレッドが広めなので、より短時間売買に適した新たな口座開設先を検討することにしました。
スキャルピングとは
スキャルピング(scalping)とは「皮をはぐこと」。
利益を深くえぐり取るのではなく、薄くはぎ取っていく。
小さな利益を、積み重ねていくイメージです。
スキャルピングのメリット
- ポジション保有のストレスが軽い
ポジション保有時間は数秒から、長くても1,2分程度。
”気になってしかたがない”状態は長く続きません。 - 急な相場展開に影響されにくい
ポジションを保有し続けないので、想定外の動きが起こっても影響を受けにくいのです。
想定外の乱高下がおきてからトレードに参加することで、高利益獲得を狙います。 - チャンスが多い
スキャルピングの主戦場は1分足。
上位足がレンジ相場でも、短時間足ではトレンド相場になっていることが多々あります。
トレンドに左右されず、安定した利益が得られる手法といえます。
スキャルピングのデメリット
- スキャルピングを可能とするFX会社が少ない
- 約定(注文の成立)がずれやすい
手法
筆者の手法をひとことで言えば、『乖離を利用した逆張りトレード』。
一時的に移動平均線を大きく離れた価格は、ふたたび移動平均線へ戻る習性があります。
1分足チャート上で、移動平均線から大きく乖離した直後の戻りを狙います。
ローソク足が伸び切ったところで逆張りエントリー。
戻りきったところで利確。
意に反して戻らなかった場合は、即、損切り。
繰り返して、利益を積み重ねていきます。
筆者は、主に動きの活発なオセアニア通貨とポンドでトレードしています。
具体的にはAUD/JPY、AUD/USD、NZD/JPY、NZD/USD、GBP/JPY、GBP/USDになります。
候補と選択
FX会社を選ぶ条件としては、
- スキャルピング禁止でないこと
- スプレッドが狭いこと
- デモ(バーチャル)トレードができること
(投資の前に決済アプリに慣れるためと、約定能力の確認のため)
スキャルピング可能なFX会社
筆者が調べた限りでは、スキャルピング可能は5社でした。
スキャルピングは可能だけど条件付きだったり、全面的に可能だったり、微妙に異なるようです。
(上記は2022年3月時点の情報。最新情報は各社サイトを参照)
筆者はデモトレードが可能で、オセアニア通貨とポンドのスプレッドが狭めの【ヒロセ通商】か【JFX】を候補に検討。
最終的には、スキャルピングを積極的に勧める【JFX】を選びました。
デモトレードで慣れたとしても、次に立ちはだかるのは“リアルトレード”の壁。
損切りやLot数の追加など、デモトレードで普通に出来ていたことが、リアルになると出来なくなります。
1回のトレードが1通貨から可能で、負けても痛みの少ない【SBI FXトレード】で始めてみるのも良い方法だと思います。
最後に
ポジショントレード、スイングトレード、デイトレード、そしてスキャルピング。
FXの手法は多々あります。
筆者は、スイングトレードから始めました。
理由は、チャートを常に観る必要がないから。
チャートの形状を見極め、リスクリワードレシオ(損失と利益の比率)を考慮した指値、逆指値でIFOCO注文。
あとは指値(逆指値)に引っかかるまで放置します。
でも、観ちゃうんです、気になるんです。
仕事中も絶えずチャートを観るようになり、落ち着かないのです。
そんなときに、スキャルピングを知りました。
スキマ時間にチャートを開いてエントリーしてすぐ決済。
後に引っ張らないので、性格的に合っていました。
米雇用統計など、価格が乱高下しやすいイベントは狙い目です。
スキャルピングを知ってから、生活にメリハリがついた気がします。
スキャルピング、やってみようかなと思ったら、ぜひ当記事を参考にしてください。