ママチャリのグリップシフト用ケーブルを、自力で交換してみました!
買って10年以上が経ち、風雨にさらされていた自転車。
とうとう、シフトチェンジが出来なくなってしまいました。
見ると、アウターケーブルが裂けて、インナーケーブルが切れてしまっています。
両方とも交換しなきゃ。
いくつかの自転車店に問い合わせると、工賃・材料費込みで2~3,000円ほど。
自分でやれば材料費だけで済み、1,000円くらい。
劣化部品だし、一度経験しておけば次回は楽だと思い、自分でやってみることにしました。
道具の用意と部品の調達
<道具>
家にあったものをかき集めました。
小さめのマイナスドライバー、プライヤー、釘抜きペンチ。
ご覧の道具で何とか交換できましたが、ナットの大きさに合ったレンチと、ワイヤーカッターがあったほうがよいです。
<部品>
シフトインナーケーブル
シフトアウターケーブル
アウターケーブルには、アウターキャップも入っていました。
シフトカバー外し
2箇所のツメのうち、1箇所のツメから開きます。
アウターケーブル抜取り
変速機側でケーブルを固定しているナットを緩め、インナーケーブルを外します。
フレームに数カ所取り付けられたステーから、アウターケーブルごと、スルスルと抜いていきます。
グリップシフトの位置でインナーケーブルを切断しておき、インナーケーブルを固定している丸い部分(タイコ)を、マイナスドライバーで引っ掛けて抜き取ります。
アウターケーブル長さ調整
抜取った古いアウターケーブルを参考に、取替用のアウターケーブルを同じ長さに切断します。(写真では無理やり釘抜きペンチで切ってますが、ワイヤーカッターの方が楽にきれいに切れます。)
そして、両端にアウターキャップを取り付けます。
アウターケーブル取り付け
先にグリップシフト側を取り付け、フレームに数箇所あるステーに通していき、変速機側に差し込みます。
インナーケーブル通し
取替用のアウターケーブルをグリップシフターに固定し、グリップシフト側からインナーケーブルを挿入していきます。
ガイド部分を通して、タイコを所定位置で固定します。
最後に、グリップシフトのカバーを取り付けます。
インナーケーブル固定
シフト番号を一番重いギアに合わせ、チェーンを一番小さいギアに掛けます。
写真の機種(シマノ レボシフト)の場合は、シフト番号は「6」になります。
インナーケーブルをピンと張った状態で、変速機に固定するナットで締め付けます。(締め付けはプライヤーで行いましたが、レンチの方が楽に締められるはずです。)
締め付けが終わったら、余ったインナーケーブルをカットします。
インナーケーブル先端にエンドキャップを付け、プライヤーで潰し固定します。
シフトチェンジを試してみて、終了。
今回は正確にシフトチェンジできましたが、指定の位置にシフトチェンジしない場合、変速機の調整が必要になります。
感想
グリップシフト用ケーブルの交換。
特段、工作慣れしているわけでもなく、ド素人の作業でしたが、30分ほどで終えることができました。
交換自体は、意外と簡単な作業だと感じました。
チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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