梅の季節ということで、都内で“梅”がつく場所を検索して出てきたのが池上梅園。
“梅園”と言い切っているほどの自信に期待して、行ってみることにしました。
行き方
鉄道の最寄り駅は、都営浅草線の西馬込駅から徒歩10分。
そして、東急池上線の池上駅からは徒歩20分。
お勧めしたいのが池上駅からのルート。
池上梅園までの道中には日蓮宗大本山の池上本門寺があり、周辺の町並みが良い雰囲気なのです。
園内
中に入ると、いたるところで目につくのが消毒液の設置。
全て数え切れてないですが、10箇所くらいあったと思います。
コロナ対策が徹底されていました。
都内にある有名所の公園に比べて、敷地はそれほど広くないでのですが、高低差のある敷地に、白梅150本、紅梅220本、合計370本の梅の木が植えられており、密度の濃い情景が楽しめるはずです。
下から見上げても、上から見下ろしても圧巻。
入って右奥、石造りの階段は少し急で歩きにくいかも。
雨の日など、特にハイヒールの場合は要注意です。
和室
敷地内には平屋の和室があります。
申し込めば、有料で利用可能。
静かな環境にリーズナブルな値段設定なので、テレワークに使ってみても良いかも。
裏には小さな池があり、梅とのコラボを楽しめます。
和室でくつろぎ、お酒でも飲みながら風情のある風景を楽しめたら良いのですが、もちろん飲酒禁止です。
茶室
『清月庵』に『聴雨庵』。
これらも、味のある建物でした。
休憩場所
・梅園受付横に休憩所
・入口右手にベンチ
・見晴台に東屋
ご年配の方には親切な造りになっていると思います。
因みに、トイレは休憩所内と園内にありました。
水琴窟
手水鉢の下が空洞になっており、落ちた水滴が発する音が反響して聴こえるというもの。
民家で発見された、昭和10年代初期につくられたものを移設したそうです。
水を落としてみると、鈴のような音が聴こえてきました。
録ってきたので、聴いてみて下さい ⇓
最後に
いかがでしたでしょうか。
お気付きかもしれませんが、梅の記事なのに、ほとんど梅の写真を載せていません。
実は、3月入ってからの訪問で、梅はだいぶ散り終えていました(笑)。
でも、3月初旬から咲き始める『八重揚羽』という品種も植わっていて、数本は満開の姿を楽しめた感じです。
毎年、この時期は開園時間を延長し、夜間はライトアップした梅を観られるようですが、筆者訪問時はコロナウイルス対策のため、中止されていました。
現地に駐車場(100円/30分)はありますが、6台分(5台+障害者用1台)しかないので、梅の季節には公共交通機関+徒歩が無難です。
高低差のある狭い敷地に、ギュッと風情が凝縮されている池上梅園。
春先の散策に、オススメです。