“日なた”を目指して
駅から8分の距離が、人混みによりさらに伸びていく。
引きずるスーツケースが次第に重くなっていく。
今回泊まるのは、『サンシャインシティプリンスホテル』。
歩いて8分なら大丈夫だろう、と思っていたけど・・・。
たどり着いたサンシャインシティは、広大なショッピングモール。
どこかに、ホテルの入口があるはず。
魅力的な店に引き込まれそうになりながら、館内図を探して立ち止まり、重いスーツケースを引きずり、再び歩きだす。
あった!入り口だ。
ショッピングモールから一転、重厚な雰囲気の通路を抜けてやっとロビーに到着。
視界に入ったのは、フロント正面から伸びる長蛇の列。
冗談だろ・・・。
チェックイン~エレベータ
チェックイン時刻5分前で、9つある受付に向かって列ができていました。
ホテルの規模を考えると、この混みようは仕方がないのでしょう。
住所、名前などの記入という形式的な手続きを終えて、
ルームキーとともに渡されたのは「宿泊のご案内」という、QRコードの記された紙。
長々と手厚い説明を求めるお客さんもいるのでしょうが、私には不要です。
スッキリした手続きに、好感が持てました。
部屋は28階、サンシャインフロア。
高層階用エレベータに乗り込み、カードキーをタッチすると28階のボタンが光りました。
わざわざ行先階のボタンを押す手間が省ける仕様。
こういう地味な便利さ、好きです。
部屋
ひときわ天井の低いエレベータホールを出て部屋に向かいます。
入り口のドアが、みなキレイです。
開業から40年以上経っているホテルなので、改装しているんでしょう。
広さ20.7㎡の、サンシャインフロアツインルームB。
上着を掛ける場所はベッドの横。
靴べらなども、同じ場所です。
狭いデッドスペースを上手く利用しています。
窓は小さめですが、景色は抜群。夕方の景色もイイ。でもやっぱり、夜景かな。
窓に向いた机とイス。
デスクライトの設置された机は奥行きたっぷり。
イスは高さ調節が可能で、座面は固め。仕事をする環境としては優秀です。
大きなスツールと小さな丸テーブル。大きさが逆だったら、良かったんですけど。
飲み物は、緑茶とほうじ茶のティーバッグと粉末のインスタントコーヒー、そしてミネラルウォーター。
コンセントは、窓際の机の上に2口(LANジャック1口)、ベッドサイドに1口(USBジャック1口)、バスルームのドア下に2口、バスルーム内に1口。
部屋の中をいろいろ観ていたら、廊下から掃除機の音が聞こえてきました。
廊下での話し声も、会話の内容がわかるほど、よく聞こえます。
壁が、少し薄いのかもしれません。
テレビのホテル案内画面から選択できる「IP放送」を試してみました。QRコードからスマホにアプリをインストールし、「シネマチャンネル」のアイコンをタップ。
“ご持参のスマホ・タブレットで~楽しめるサービス”。
テレビ画面では観れない・・・これって、QRコードをテレビ画面に表示させる意味はあるのかな。
新しい映画も用意されていましたが、観たい映画は見つからず。
エアコンのスイッチ。
時代を感じさせる姿です。
HとMとLが、温度のことなのか風の強さなのか分からなかったため、「館内ご案内」を見たら「温度調節 客室係にお申し付け下さい。」と。
自分で温度調節のできないエアコンは初めてで、ちょっと面食らいました。
そして、不思議なことにOFFの下にもう一段、カチッと動くのです。
かすかに、ゴーっという音が聞こえてきました。
どんな機能が働いているのか・・・謎です。
朝食
『サンシャインシティプリンスホテル』の朝食は、1階「カフェ&ダイニング Chef's Palette」でいただきます。
営業時間は6時30分から10時。
初回のピークは去ったと思われる8時。受付でルームキーを提示すると、待たされることなく席に案内されました。
和洋折衷。特に和食のお惣菜は充実しています。
でも、補充が追いついていません。
食品だけでなく、食器までもが品薄でした。
今は満席ではなさそうだけど。8時前まで超満員だったのかな。
何かがうまく回っていない、そんな印象の朝食会場でした。
最後に
カードキーを専用ボックスに入れてチェックアウト。
外はあいにくの雨空でした。
傘を持っておらず、濡れたくないので東池袋駅(東京メトロ有楽町線)を目指します。
地下通路を使って、歩くこと約4分。
人も少なく、快適でした。
来るときも東池袋駅にすればよかったと、大きく後悔・・・。