東京”江戸”で、なぜかエジプト
開催場所
『江戸東京博物館』は大江戸線の両国駅A4出口からすぐ。
それにしても、『江戸東京博物館』の建物ってデカイ。
駅前で絶好のロケーションに巨大な建物が2つ(もう一つは国技館)があること自体すごいと思います。
「古代エジプト展」は1階です。
興奮して正面の大きな階段を駆け上がらないようにしましょう。
入場
展示エリア内にトイレはなく再入場不可なので、トイレは済ませておきます。
受付を通ってすぐ、会場入口手前右に目立たず置いてある「出品リスト」は忘れず取っておきましょう。
(出品リスト:展示品が作られた時代や寸法、材質などの一覧)
ぐるっと一周
中は、宇宙をイメージしているのか、薄暗い雰囲気。
照明は松明(たいまつ)を模して明暗を切り替えていたり、プロジェクターを使って光で飛び立つ鳥を演出していたり。
けっこう凝っています。
意外だったのが、写真撮影OKだったこと。
説明書きをゆっくり読んでいると、横から後ろから無言のプレッシャーを浴びるので、説明書きも含めて撮影した方が良いです(フラッシュ撮影、映像撮影はNG)。
気づいたら、筆者は70枚以上撮ってました。
小像や装飾品だけでなく、人間と等身大の石像や棺(ひつぎ)なんかもいくつも置いてあるので、迫力あります。
写真だと伝わりにくいですが、実物はさすがに迫力感じます。
教科書などでは、石像の裏側の写真なんて載ってないので観たことなかったんですが、意外にちゃんと造ってあるようです。
テーマはざっくり言うと、“神”、“宇宙”、そして“死”。
3,000年前の人たちも我々も、関心の対象はあまり変わっていないんですねぇ。
ひととおり観てまわって1時間ちょっと。
展示エリアを出たとことにお土産物エリア。
公式図録、皿、クリアファイル、マスク、お菓子などが並んでいます。
パピルスで作った“しおり”なんかは、リーズナブルで良いのではないでしょうか。
お土産物エリアを出て、疲れた所で絶妙に存在するカフェは満席。
イベントとコラボしたカフェでした。
展示エリア入口正面にいくつかソファがありますが、休憩場所は少ない印象です。
最後に
筆者の訪問は平日(火曜)の昼頃でしたが、混んでいまして、なかなか展示品の正面が空きません。
開場直後や夕方が狙い目のようです。
展示品の数が多い(気がしました)し、“日本初公開”の展示品もいくつか観られたし、写真撮影OKだったし。
古代エジプト史なんて、学生の頃に世界史で習った程度でしたが、知識なくても充分楽しめました。
展示品は紀元前1500から紀元後1、2世紀のもの。
とにかく古いわけですよ。
特徴のあるデザインと、刻まれた“くさび形”文字。
輸送の手間とリスクを負って海を超えて来たものを観れるのって、けっこう貴重な体験だったりします。
遠い国の遠い昔に思いを馳せるのは、日常をしばし忘れられる、有意義な気分転換ではないでしょうか。
古代エジプト文化が好きな人はもちろん、学生時代に世界史を勉強した人や、暗い場所が好きな人(?)は、ぜひ。お勧めですよ。
帰り道、両国駅近で見かけた壁画が、古代エジプト壁画と被ってしまい、思わず撮ってしまいました・・・。