>

実際使ってみて、どうよ?!

口コミ見ても迷ったらココへ!とりあえず買って試して紹介するサイトです。

『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人』を観てきました

当ブログではアフィリエイト広告を利用しています

この記事をシェアする

エネルギーがみなぎってる!!

ベアトリス・ゴンザレス《追放された壁紙》ベアトリス・ゴンザレス追放された壁紙》          

世界各地で創作を続ける70代以上の女性アーティスト16名による展覧会。
“命かけて遊んでるっていう感じ”・・・気力が伝わってきます。

気になった作品

宮本和子

宮本和子《黒い芥子》
宮本和子黒い芥子

黒い糸がびっしりと張られた作品。 
観ていると、目の焦点が合わなくなるというか、遠近感がなくなってきます。
宮本和子《黒い芥子》
宮本和子黒い芥子

釘をしっかり打ち付けて固定されていました。

宮本和子《黒い芥子》
宮本和子黒い芥子
それにしても、美しい。
観る角度によって、異なった表情を魅せます。

アンナ・ボギギアン

アンナ・ボギギアン《シルクロード》
アンナ・ボギギアンシルクロード

絹をイメージした作品。
作品の意図ではないと思いますが、私には、吊るされた無数の絹糸がまるで雨のように見えていました。
すると、床の反射が、水たまりにも見えてきて。
雨音を聴きながら、しばし作品に魅入っていました。

ミリアム・カーン

ミリアム・カーン《美しいブルー》
ミリアム・カーン美しいブルー

夢の中?記憶の中のイメージ?
動いているように見えるような、不思議な感覚。
白くぼんやり浮かぶ人の叫び声が聴こえてきそう。

三島喜美代

三島喜美代《作品2-A》
三島喜美代作品2-A

陶器で創られています。

f:id:Tameshitara:20211115103536j:plain
三島喜美代作品21-C2
近づいて、よーく見てみると、たしかに陶器です。
徹底してリアルに創ってあり、見事です。

観る者に挑戦してくるような難解な作品もよいのですが、こういう解りやすい作品は素直に驚くことができて、好感持てます。

三島喜美代《作品92-N》
三島喜美代作品92-N

これだけ大きな作品だと、「どうやって運んできたのかな。細かく分割できるのかな」と、余計なことを考えたりしてしまいます。

三島喜美代《作品21-G》
三島喜美代作品21-G

含蓄のある言葉

各アーティストブースの紹介文冒頭に、彼女たちの言葉が記されています。
イメージを具現化できるアーティストって、発する言葉にも含蓄があったりします。
気になった言葉を、勝手に解釈させてもらいました。

キム・スンギ

自分を見つけることは、自分を忘れることと変わらない。

今の自分は、本当の自分なんだろうか。
無意識のうちに型にはめ込んでしまって、自然体の自分ではなくなっているのではないだろうか・・・
本当の、本来の自分になるためには、今の自分をいったん捨てなければならない。

センガ・ネングディ

私は他人がやっていることはできないのです。
私にできるのは『私が本当にやっている』と思える仕方で物事を行うことだけです。

人は人、自分は自分。
自分ができることを、精いっぱいやればいいんです。
他人をうらやんだり、他人と比較するのは無意味ですよね・・・。

ミリアム・カーン

それが一体何なのかを知らずに、作品を見ることができなくてはなりません。

感じ方は人それぞれ。
作品を観て各々が何かを感じること、各々が答えを考えることが大切なんですよね。

最後に

ボリュームのある展覧会でした。
絵画、彫刻、インスタレーション・・・16人のさまざまな表現に、脳のあらゆる部分が刺激され、終始、興奮しっぱなし。
71歳~105歳。今なお活動し続けているアーティストの作品であると思うと、改めて驚かされます。

うっかり行きそびれていましたが、開催期間が延長され観ることができました。
『アナザーエナジー展』は、刺激とエネルギーをもらえる、充実した展覧会でした。

『アナザーエナジー展:挑戦しつづける力-世界の女性アーティスト16人』
2021年4月22日~2022年1月16日
森美術館六本木ヒルズ森タワー53階)にて

アナザーエナジー展: 挑戦しつづける力―世界の女性アーティスト16人 | 森美術館 - MORI ART MUSEUM

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
(当記事掲載の写真は全て クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています)